パレ・ロワイヤルからオペラ座にかけてのエリアでは、どの時間帯でもおいしい食事が楽しめ、手頃な価格のお店も多くあります。すぐに情報が古くなってしまう長いお店リストの代わりに、このガイドでは時間帯とご予算に合わせて、おすすめの通りと押さえておきたいコツをご紹介します。お店の名前を挙げているのはごく一部で、いずれも2026年9月に確認したものです。
位置関係をつかむには、2つのエリアを覚えておくと便利です。どちらもホテルから徒歩数分です。北西側では、サンタンヌ通り (Rue Sainte-Anne) とリシュリュー通り (Rue de Richelieu) の北側一帯がパリの日本人街となっており、予約不要のカウンター店が並びます。東側のギャルリー・ヴィヴィエンヌ (Galerie Vivienne) とプティ・シャン通り (Rue des Petits-Champs) の周辺には、ビストロやブラッスリー、落ち着いて食事ができるレストランが集まっています。ホテルはそのちょうど間にあります。
朝食
いちばん手軽なのは、お出かけ前にホテルで朝食をとることです。朝食は毎朝ご用意しています。席を探す必要もなく、慌てずに1日を始められます。
外で召し上がりたい場合は、近くの通りのパン屋やカフェが朝早くから営業しています。サンタンヌ通りのAki Boulangerieは、この界隈の2つの文化を融合させたお店で、クロワッサン、メロンパン、おにぎりが7:30から並びます(日曜日を除く)。アーケードの下やパレ・ロワイヤル広場 (Place du Palais-Royal) 周辺のカフェでは、クロワッサン、タルティーヌ、コーヒーといった定番の朝食が楽しめます。テラス席に座るより、カウンターで立ったままのほうが安いことがよくあります。
手早くランチ
手早くおいしいランチをとるなら、サンタンヌ通りとそこに交わる通りを歩いてみてください。ラーメン、うどん、丼もの、韓国料理のお店が並びます。こうしたカウンター店は、この界隈でいちばんコストパフォーマンスに優れています。
ルールはシンプルです。予約はできないので、早めに行くか、順番を待ちます。近隣のオフィスからの行列を避けるなら、11:45か13:30以降がねらい目です。ホテルのすぐそばにある魚介スープのラーメン店Kodawari Tsukijiは、当日受付のオンライン順番待ちリストを利用しています。
テイクアウトなら、パン屋や日本食材店でお弁当やおにぎりを買い、暖かい季節には近くの庭園の椅子に腰かけて召し上がるのもおすすめです。行列の目安は、サンタンヌ通りの紹介ページでご案内しています。
ゆっくりランチ
時間をかけて食事を楽しみたいなら、ギャルリー・ヴィヴィエンヌとプティ・シャン通りへ向かいましょう。ビストロの多くが、前菜とメイン、またはメインとデザートのランチセットを用意しており、夜のアラカルトよりお得です。
ギャルリーの中にもティーサロンと、ランチを出すワインショップがあります。屋根付きなので、雨の日や美術館で午前中を過ごしたあとに便利です。ギャルリーの入口にあるBistrot Vivienneは12:00~23:00の通し営業なので、ランチが遅くなったときにも頼りになります。
オペラ座方面
オペラ大通り (Avenue de l'Opéra) をホテルから徒歩15分ほど北へ進むと、雰囲気が変わります。大きなカフェ、大通り沿いのテラス、界隈の会社員が通うブラッスリーが並びます。オスマン大通り (Boulevard Haussmann) のデパートで午後を過ごすなら、こちら方面がおすすめです。デパートの中にもグルメフロアがあり、軽いランチに便利です。
オペラ大通りとサンタンヌ通りを結ぶプティ・シャン通りやサン・トーギュスタン通り (Rue Saint-Augustin) などにも、あまり知られていない日本料理や韓国料理のカウンター店があり、サンタンヌ通りの南寄りのお店より落ち着いていることが多いです。夕食前の一杯なら、オペラ広場 (Place de l'Opéra) のカフェからの眺めが最高ですが、そのぶん料金も高めです。
遅めのディナー
パリでは、多くのレストランが22:30ごろに厨房を閉めます。この界隈は例外で、ヴィヴィエンヌ通り (Rue Vivienne)、ブルス (Bourse) 界隈、オペラ大通りの間にあるブラッスリーは、深夜0時まで営業していることがよくあります。観劇のあとや、夜の便で到着したときにぴったりです。
ヴィヴィエンヌ通り2番地のLe Grand Colbertは、その中でもいちばん美しいお店です。長椅子と鏡が並ぶ昔ながらのブラッスリーで、毎日12:00~深夜0時まで営業しています。日本人街のラーメン店も夜に営業していますが、20:00ごろは行列が長くなることがあります。開店と同時に行くか、夜遅めに訪れましょう。
観劇やオペラに出かけるなら、夕食は公演のあとがおすすめです。ブラッスリーは営業を続けていますし、そのあとは歩いてホテルに戻れます。
日曜日
日曜日は、界隈の一部がお休みになります。多くのビストロが閉まり、昼のみ営業のお店もあり、定休日のパン屋も少なくありません。目安をいくつかご紹介します。
- ブラッスリーがいちばん確実です。多くは毎日、昼も夜も営業しています。
- サンタンヌ通りでは、日曜日に営業する日本料理のカウンター店もあります。お出かけ前にご確認ください。
- 朝食は、ホテルでとるのがいちばん手軽です。
- 日曜日のランチはご予約を。営業しているお店はすぐに満席になります。
おやつとアペリティフ
観光の合間には、ガラス屋根の下のギャルリー・ヴィヴィエンヌとそのティーサロンが、午後のひと休みにぴったりです。夕方になると、界隈のワインショップがカウンターでグラスワインとシェア用のおつまみを出してくれます。パリの夕食が始まるのは19:30以降がほとんどなので、それまでのひとときにおすすめです。
特別な日に
記念に残るディナーには、パリ最古級のレストランのひとつ、Le Grand Véfourがあります。1784年にパレ・ロワイヤル庭園のアーケードの下で開業し、歴史的建造物に指定された内装の中で食事が楽しめます。ガストロノミーレストランなので、かなり前もってオンラインでご予約ください。
もう少し気軽で、それでいてパリらしい雰囲気を求めるなら、Le Grand Colbertのような大きなブラッスリーがぴったりです。
ご予算別
| 予算 | 探す場所 | 予約 |
|---|---|---|
| とにかく節約 | パン屋や日本食材店でテイクアウト | 不要 |
| 低予算 | サンタンヌ通りのラーメン、うどん、韓国料理 | 不要、早めに |
| 中予算(昼) | ギャルリー・ヴィヴィエンヌ周辺のビストロのランチセット | おすすめ |
| 中予算(夜) | 夜のブラッスリーやビストロ | 週末はおすすめ |
| 特別な日に | パレ・ロワイヤルのガストロノミーレストラン | 必須 |
席に着く前に、オンラインや入口に掲示されたメニューをご確認ください。
ご案内
- ランチは12:00~14:00、ディナーは19:30からが一般的です。
- 金曜日や土曜日の夜にビストロを利用するなら、前日までにご予約ください。
- 水差しの水(カラフ・ドー)は、食事と一緒に無料で提供されます。
- サービス料は料金に含まれています。チップは感謝の気持ちとして喜ばれますが、義務ではありません。
- パリのレストランは移り変わりが早いので、迷ったときはフロントがお店に電話でお問い合わせいたします。